hugepagesとは
HugePagesは、Linuxカーネルにリリース2.6から統合された機能です。 この機能は基本的に 4K (IA64 では 16K) のページサイズに代わる、より大きなページを提供するものです。
カーネルチューナブル vm.nr_hugepages
を使用して、hugepages を設定します
1. etc/sysctl.conf ファイルを編集し、nr_hugepages パラメータに hugepages の数を指定します。 このエントリは再起動後もパラメータを持続させますが、次のステップで説明する ‘sysctl -p’ コマンドを実行するまで有効になりません。
# vi /etc/sysctl.confvm.nr_hugepages = 10
2. ‘sysctl -p’ コマンドを実行して hugepages パラメータを有効にしてください。
# sysctl -p...vm.nr_hugepages = 10
Note : システムが起動したときに、(hugepages の割り当てのための) 連続した空きメモリがある可能性がはるかに高いので、hugepages を設定した後にシステムを再起動することをお勧めします。
Verify
hugepages パラメータ設定を確認するには、以下に示す 2 つの方法のどちらかを使用してください。 ファイル /proc/meminfo をチェックします :
# cat /proc/meminfo | grep HugeHugePages_Total: 10HugePages_Free: 10HugePages_Rsvd: 0Hugepagesize: 2048 kB
where:
HugePages_Total – 巨大ページのプールサイズ
HugePages_Free – プール内でまだ使用されていない巨大ページの数です。
HugePages_Rsvd – プールから割り当てることを約束したが、まだ割り当てが行われていない巨大ページの数。
HugePages_Surp – 「余剰」の略で、プール内の巨大ページの数が /proc/sys/vm/nr_hugepages の値より多くなっていることを意味します。
2 sysctlコマンドを使用します。
# sysctl a | grep nr_hugepagesvm.nr_hugepages = 10
Hugepages の計算方法
使用したHugepagesは、以下の方法で計算することができます。 cat /proc/meminfo の出力値を以下の計算式に使用します。