栄養価の高いナチュラルなヘアケアやボディケアがお好きな方にとって、シアバターはすでに馴染みのある成分ではないでしょうか。 でも、シアナッツオイルも試してみようと思ったことはありませんか? シアバターほど有名ではないかもしれませんが、このリッチな天然オイルには、髪や肌を柔らかくする効果があります。
シア脂って何?
天然の脂肪酸を多く含むシアナッツオイルは、肌や髪に潤いを与え柔らかくするために広く使用されています。 このオイルは、シアの木の実から抽出されます。
シアバター vs シアナッツオイル
シアバターはコールドプレス工程で脂肪を保持しますが、オイルは脂肪酸をより多く保持します。 ここでは、両者の組成を比較してみましょう。
脂肪酸 | シア脂 | 未精製シアバター | 役割 | |||
ステアリン酸 | 27% | 43% | ワックス状を形成する。 オレイン酸 | 59% | 46% | この脂肪酸は、高い保湿性を持っています。 |
リノール酸 | 9% | 7% | セラミド(脂質)を生成します。 | |||
パルミチン酸 | 5% | 4% | 皮膚からの水分損失を遅くする油性層を形成する |
すべてのパーセント表示はおおよそのものです。
シアナッツオイルの効果
- コンシステンシー。 シアナッツオイルは、その脂肪酸組成から、シアバターよりも軽い重さです。
- 高い保湿力。 オレイン酸の含有量が高いため、シア脂は軽い粘度と柔らかいテクスチャーにもかかわらず、重いバターバージョンと同じように(おそらくそれ以上に)豊富な保湿力を備えています。 シアバターは、温かい温度では固形になるため、使い勝手が悪くなることがあります。 これに対し、シア脂は20℃まで液状を保ちます。
- 香り。 シアバターのナッツのような香りは、万人受けするものではありません。 シア脂の方が香りが軽いです。
- シアナッツオイルのコメドジェニック度について。 どのオイルに対しても、肌がどのように反応するかを100%保証することは不可能ですが、シアナッツオイルのコメドジェニック評価が2以下であるということは、毛穴を詰まらせる可能性が低いということを示唆しています。
シアナッツオイルの使い方
ここでは、シアナッツオイルの一般的な4つの使い方をご紹介します。
- シアナッツオイルのスキンケア
このスーパーハイドレーティングオイルを直接肌につけて、保湿剤として使用することが可能です。 ピュアシアオイルはノンコメドジェニックなので、フェイスやボディのオイル保湿剤としてもお使いいただけます。
- Shea nut oil for hair
乾燥が気になる髪には、シア脂を配合したトリートメントで若返りましょう。 シャンプーは髪から水分を奪ってしまうので、シャンプー前にシアナッツオイルを使うことで、髪に保護膜を作ることができます。
乾いた髪にオイルを塗布し、シャンプー前にできるだけ長く放置するだけでよいのです。 30分を目安に、オーバーナイトトリートメントとして使用することも検討してみてください。 水分を閉じ込めることで、乾燥して傷んだ髪にしなやかさを取り戻します。 ただし、髪の細い方は、根元につけるとオイリーになる可能性があるので、避けてください。
- ネイルコンディショニングトリートメント
キューティクルやネイルトリートメントの成分リストに、シア脂が含まれていないかチェックしてみてください。 乾燥してもろくなったキューティクルを柔らかくするのに有効な方法です。
- エッセンシャルオイルブレンドのキャリアオイル
オリーブオイルは、エッセンシャルオイルを希釈して使用するのが一般的ですが、このキャリアオイルを使用することで、より効果的にエッセンシャルオイルをブレンドすることができます。 しかし、シアナッツオイルは、特に強い香りを持たないので、素晴らしい代替品になるかもしれません。 シンプルなラベンダーオイルを作る際に、シアナッツオイルを使ってみてはいかがでしょうか。
まとめ:肌や髪へのシアナッツオイルの効果
シアナッツオイルは、天然の脂肪酸を多く含む純粋な軽量のオイルです。 そのため、乾燥した髪を柔らかくしたり、肌のオールマイティな保湿剤として理想的な化粧品原料となっています。 シアバターが重すぎると感じている方は、オイルタイプの軽いテクスチャーをぜひお試しください。 2020年10月7日
更新