アキレス腱を痛めたり、非常に小さな裂け目がたくさんできて弱ったり(これを変性といいます)、裂けたり(これを破裂といいます)することがあります。
アキレス腱に問題がある場合は、医師や理学療法士に診てもらうとよいでしょう。
アキレス腱損傷の症状
アキレス腱を損傷すると、運動中または運動後に痛みを感じることがあります。
また、かかとの後ろの力が抜けたり、硬くなったり、腱が腫れたりするかもしれません。 アキレス腱が断裂すると、足首の後ろを殴られたように感じることがあります。 歩行が困難になるかもしれません。 踵の下に痛みがある場合は、通常、アキレス腱の問題ではありません。
アキレス腱の損傷の診断
腱損傷を診断するには、医師または理学療法士が診察して、症状について質問します。 超音波検査やレントゲンなどの検査が行われることもありますが、通常は必要ありません。
アキレス腱損傷の治療
アキレス腱を痛めたかもしれないと思ったら、すぐに医師の診察を受けましょう。
あらゆる活動を中止し、2~3日間はRICER – Rest, Ice, Compression, Elevation and Referral for treatment-を行うのがよいでしょう。
必要に応じてパラセタモールなどの痛み止めを服用すると、痛みを和らげるのに役立ちます。
ケガの性質によっては、医師や理学療法士がアドバイスすることがあります。
- 足首に体重がかからないようにする(松葉杖を使うなど)
- ストレッチや強化運動をする
- 足とかかとにテープを貼る
- 矯正器具を使う(靴に入れる固めのインサート)
アキレス腱が完全に切れてしまった場合、それを修復するのに手術が必要かもしれません。 これにより、再び破裂する可能性を低くすることができます。
人によっては、何ヶ月も続くリハビリテーションのプログラムが必要です。
より詳しい情報は、Sports Medicine Australiaのウェブサイトをご覧ください。
アキレス腱の傷害の予防
アキレス腱を保護するために、次のようなことができます。
- サポート力のある靴を履く
- 運動の前後にウォーミングアップとストレッチを行う
- 運動量を徐々に増やす
- 運動の合間に休憩をとる
- ふくらはぎの筋肉を鍛えるエクササイズをする