無作為化対照有効性試験の系統的レビュー
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WHO
発表内容
ページ数: 108
出版時期:2009
言語:英語 English
ISBN: 9789241598446
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- Effectiveness of shortened course of antibiotics for treatment of acute otitis media in children
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概要
WHOが現在推奨する急性中耳炎(中耳炎)の抗生物質治療は、コトリモキサゾールまたはアモキシシリンを5日間経口投与することである。 非重症肺炎の抗生物質治療期間を5日から3日に短縮すべきとする最近のデータに鑑み,急性中耳炎の治療期間を短縮することが可能かどうかを検討するために,35の発表済み臨床試験のシステマティックレビューを行った。 主要アウトカムは、治療開始後1ヶ月(31日)の評価時点における治療失敗とした。 全体として,小児の急性中耳炎の治療において,短期間(3日間)の抗生物質投与で1カ月後の治療失敗のリスクが高まるという証拠はなかった。
しかし、異なる抗生物質を用いた短期コースの治療結果には差があった。 アジスロマイシンのショートコース使用は、アモキシシリン経口やセフトリアキソン非経口などの短時間作用型経口抗生物質よりも、治療失敗のリスクが低いことが確認された。 全体として、5日以上の標準的な治療と比較して、ショートコース治療では有害事象が有意に少なかった
。