心雑音とは、心臓の弁を流れる血液が出す音です。 多くの場合、無害ですが、より深刻な心臓病の兆候である場合もあります。 心雑音とは何か、どのように診断されるかをご確認ください。
医師が聴診器で心臓の音を聞くと、心臓の弁を流れる血液の規則的な音を聞き取ることができます。
多くの心雑音は無害で、これを「無害心雑音」と呼びます。
心雑音の原因は?
心雑音の原因にはさまざまなものがあります。 生まれつき心臓弁に問題がある場合もあります。 また、次のような原因で心雑音が発生することもあります:
- 加齢や摩耗、損傷により心臓弁が硬くなったり(狭窄)、弁を通る血液の正常な流れが妨げられる
- 心臓発作
- 心臓弁の感染
- リウマチ熱の長期にわたる影響
その他の原因としては、以下のようなものがあります。
- 先天性心疾患(生まれつきの心臓の病気)
- 妊娠
- 発熱
- 激しい運動
- 急激な成長
- 貧血
- 甲状腺機能過剰
<9846>心音の診断はどうしたらいいのか?
心雑音は通常、医師が聴診器で心臓の音を聞いているときに聞こえます。
医師が心雑音が治療が必要な病気によるものと考えた場合、心エコー図や心電図を依頼したり、さらなる評価のために心臓専門医に紹介することもあります。
心臓の構造を詳しく知るために、CTスキャンやMRIが必要になることもあります。
心雑音は治療が必要ですか?
心雑音そのものは治療の必要がありません。 しかし、心雑音の原因となっている心臓の病気の治療が必要な場合があります。
必要な治療は、病気や症状によって異なります。
心雑音があります。 多くの場合、心雑音は無害です(innocent murmur)。
ただし、次のような症状があったら、(心雑音がないと言われても)医師に伝える必要があります。
- 胸痛
- 運動ができない
- 息切れ
- 急に体重が増えた
- 足首のむくみ
- めまいや失神
- 極度の疲労感
- 発熱や寝汗
- 通常とは異なる症状で、心配なことがある場合。
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心雑音を持つ人の声を聞く心臓弁膜症について知る