ABSTRACT :
この研究の目的は、病理学的に証明された肺内リンパ節の有病率を評価し、CT上のその外観を評価することである。15年間(1980-1994)に、184人の患者がCTで検出された末梢肺の異常の評価のためにミニ胸部切開術を受けた。 これらの184人のうち,96人は十分に外接した末梢性肺結節を有していた。 病理学的に証明されたすべての肺内リンパ節のサイズ、位置、およびX線写真の特徴を、経験豊富な2人の放射線技師が独立して評価した。
良好な外接性の肺結節を有する96人の患者のうち17人(18%)の結節が、肺内リンパ節であると病理学的に証明された。 17人のうち2人は2つの結節を有し,残りの患者は単発の結節であった。 結節の最大径は7〜12mmと幅があった。 すべての結節は臓側胸膜表面から20mm以内に位置していた。 肺内リンパ節はあまり知られていないが,今回の結果から,CTで検出された肺結節の評価のために小胸部切開を受けた患者のかなりの数で発見されることが示された. これらのリンパ節はCT上では特異的な外観を持たないが、特に下葉に見られる単一(または複数)の実質性結節の鑑別診断において考慮されるべきである
。