目的. オフィスワーカーの首痛緩和のための首と肩のストレッチ運動の効果を明らかにすること。
デザイン: 無作為化比較試験。
設定:無作為化比較試験。 外来患者。
参加者。 3か月前から中等度から重度の頸部痛(視覚的アナログスコア5/10)を有する計96名の被験者。
介入。 参加者全員に、日々の作業で適用すべき正しい姿勢とエルゴノミクスを示した情報パンフレットを配布した。 治療群には、4週間にわたり、1日2回、週5日、首と肩周りのストレッチ体操を行うよう追加指導を行った。
主なアウトカム ベースラインと4週目に痛み、首の機能、QOLをそれぞれ痛みのビジュアルアナログスケール、Northwick Park Neck Pain Questionnaire、Short Form-36で評価した。
結果 両群ともベースラインのデータは同等であった。 すべての結果はベースラインから有意に改善された。 群間比較では、治療群の方が対照群よりも改善の度合いが有意に大きかった(-1.4;95%CI: -2.2, -0.7 Visual analogue scale; -4.8;95% CI: -9.3, -0.4 Northwick Park Neck Pain Questionnaire; 14.0;95% CI: 7.1, 20.9 Short Form-36の身体的側面)。 1442>3回/週の患者と比較して、<1442>3回/週の患者は、首の機能とQOLの身体的次元のスコアに有意に大きな改善をもたらした(それぞれ、p=0.005、p=0.018)。
結論 定期的に4週間行うストレッチ運動プログラムは、慢性的な中等度から重度の首や肩の痛みを持つオフィスワーカーに対して、首や肩の痛みを減らし、首の機能とQOLを改善することが可能である。