一度はポルシェの系譜から外れた子供と揶揄された914が、大きな陽の目を浴びる時が来ているようです。 とにかく珍しいレーシングバージョンの914だ。 グッディング&カンパニーの2020年スコッツデールオークションに出品されたこのポルシェ914/6 GTは、995,000ドル(手数料込み)で落札されたばかりだ。
オープニング入札は50万ドルで行われ、すぐに75万ドルまで上昇しました。
グッディングは、ポルシェ914/6 GTシャーシ#9140431017の販売前の見積もりを100万ドルから130万ドルとし、一見すると、どの914でもかなりの金額であるように思われました。 しかし、詳細を調べてみると、この希少なレーシング仕様の914は、コンペティションの血統、ファクトリー構造、そして数々の確かな実績があることが判明したのです。
また、この車は1970年に作られたわずか16台のうちの1台であり、そのアップグレードには、ワイドなフックス合金ホイールに合わせたスチールフェンダーフレア、グラスファイバーのデッキリッド、ロッカーパネル、バンパー、両端のアンチロールバーとベントブレーキ、プレキシグラスのリアとサイドウィンドウ、追加のフロントオイルクーラー、長距離燃料タンク、競争用インテリアの数々といった熱いパフォーマンスのアドオンのホストであるということが救いです。 この個体は、3種類ある1991ccフラット6エンジンのうち、906タイプのカムシャフト、ビッグバルブシリンダーヘッド、デュアルイグニッション、高圧縮などによる210psという最強のエンジンを搭載しています。
PCA『Panorama』の編集者、ロブ・サスは「この車の価値は914らしさというよりもその歴史、つまり素晴らしいことにある」と述べています。 914/6 GTは、1971年のデイトナ24時間レースでクラス優勝(総合7位)、セブリング12時間レースでクラス4位、1971年のサンクロワ6時間レースで総合優勝、スリーリバーズのカーニバルでクラス優勝(総合3位)などの実績を残している。 356から904、906までポルシェに乗り継いだフランス系カナダ人ドライバーでジャーナリストのジャック・デュバルの手になるものである。
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