2000年にBritish Medical Journalに掲載されたメタ解析で推奨されている急性高山病(AMS)の予防におけるアセタゾラミド1日750mgは過剰である可能性があり賛否が分かれている。 現在ヒマラヤで使用されている低用量アセタゾラミド125 mg bd(250 mg)とアセタゾラミド375 mg bd(750 mg)のAMS予防効果に有意差があるかどうかを調べるために,前向き二重盲検無作為プラセボ対照試験を計画した。 参加者は、エベレストトレッキングルートのネパールのナムチェバザール(3440 m)で、試験中間点(4280 m/4358 m)および終点のロブジェ(4928 m)まで登り、データを収集する際に、(ネパール以外の)多様なトレッカーからサンプリングされました。 参加者はアセタゾラミド375mg/日(82人)、アセタゾラミド125mg/日(74人)、プラセボ(66人)にランダムに割り付けられ、3440m地点から4928mまで最大6日間、登頂を続けた。 その結果、125 mg bdの複合AMS発生率は375 mg bdの発生率と同程度(24%対21%、95%信頼区間、-12.6%、19.8%)であり、プラセボ群ではAMS(51%)が有意に多く見られた(95%信頼区間、差:1.5%、2.0%)。 8%、46%; 低比例と高比例ではそれぞれ12%、49%)。 アセタゾラミドは、両用量とも酸素飽和度を等しく改善したが(250mg/日投与で82.9%、750mg/日投与で82.8%)、プラセボのエンドポイント酸素飽和度は80.7%と有意に低かった(95%信頼区間:差のある95%。 低比例では0.5%、3.9%、高比例では0.4%、3.7%)。 また,375 mg bd 群では知覚異常がより多く認められた(p < 0.02)。 結論として,AMSの予防において,アセタゾラミド125 mg bdは375 mg bdと有意差はない;2500 m以上の高度に登った人に適応がある場合は,125 mg bdが望ましい用量と考えるべきである<7440>。